全く模様がない、新しいモーフだって
なんかよくわかんないんだけど、詳しい人、教えてちゃぶだい。
最近、南アフリカの自称獣医でもあるブリーダー、ジャックさんって人がBeardedDragon.Orgをはじめ、いろんなフトアゴ関連のサイトに「新しいモーフが誕生!」って宣伝みたいな書き込みをしてるの。全く模様がないモーフで「ウィットブリッツ/Witblits」と名付けたらしい。由来は南アフリカ原産の白っぽい透明のお酒ですって。
とりあえず、写真見て下さい:

無断転載、ごめんちゃ。
キャッワイー!・・・のはフトアゴ・バブーなら当たり前だから置いといて、確かに模様がない。珍しいよね。みんなの反応も基本的には「おお、すげー!」みたいな感じなんだけど、なにしろジャックさんの付けた値段が4000ドル(約40万円)以上なので「いくら何でも高過ぎだろ!」って怒り出す人もいて、まあ、その他にもいろんなちょっとしたことで話がコジれ、BeardedDragon.Orgにしては珍しくスレが荒れたりもしたの。これ。サイト管理人が登場して「皆さん、落ち着いて!」って仲裁に入ったり。
私の疑問は、極端なハイポとかルーシスティック(*)とは違うんかいな?ってことなんだけど、早い話が、まあ、出所が違うらしいんですね。要するに、100%にしろHetにしろハイポの遺伝子を持ったヤツラを掛け合わせてたわけじゃないのに、新たに出て来たモーフらしい。
(*)ちなみに、遺伝学的な定義通りのルーシスティック、つまり白変種のフトアゴってのは実は存在しないというかまだ証明されていないそうで、市場にルーシスティックとして出回ってるフトアゴの99%も、厳密に言えば「Marketed Leucistic/商品名ルーシスティック(?)」と呼ぶべきらしい・・・って、これはまた全く別の話ですが。
というのは、ジャックさんによると、南アフリカのフトアゴ界ではハイポやルーシスティックを含め、黄色のイエロー何とかとか真っ赤の何とかブラッドとか、カッコイイ名前が付いてるようなヤツラは全然いなくて、ほとんどノーマルなんだって。それで、ノーマルの中でも薄い色のヤツラを数世代に渡って掛け合わせて来たら、偶然が重なってこの全く模様のないモーフが出て来た・・・だから、ウィットブリッツの元々の“両親”は見た目ノーマルなんだよ。ただし、それは見た目だけで、実はウィットブリッツ(というか、のちにウィットブリッツと名付けられる遺伝子)のHetだったってわけだけど。
ともかく、ウィットブリッツの家系図にはハイポもルーシスティックも入っていないの。ジャックさんいわく。
んー、なんかよくわかんないけどね。やっぱり「出所が違う」としか解釈できないよね?まあ、ハイポの亜種として売ることもできたけど、少なくとも数世代に渡って血筋が違うし、舞台は南アフリカだし、全く新しい名前を付けてみました、ってことかな?イタリアン・レザーバックとアメリカン・スムージーの違いみたいな??
以下、ジャックさんの説明を基に、ウィットブリッツについてまとめてみます:
1)ハッチした時は銀色っぽい灰色で、数日後、灰色のままのヤツラもいれば、白くなるヤツラもいる。なにしろ新しいモーフなのでまだ何とも言えないが、白いヤツラの方が需要があるようだ。
2)ハッチした瞬間から頭も体も模様ナシで、成長してもずっとそのまま。目の回りの縞々とか、肩の黒っぽいトコとかも全くナシ。(この「全く模様がない」ってのがウィットブリッツ最大の特徴みたい)
3)ないのは模様であって、色はある。黄褐色のヤツラとか。(でも今のところ薄めがほとんどみたい・・・今後、真っ赤だけど模様がないヤツラとか出て来るのかな?)
4)ルーシスティックよりも成長が遅く、最終的にルーシスティックほど大きくはならない。(ルーシスティックはやや大きめの傾向があると言われているから)
5)とは言っても、フツーのフトアゴヒゲトカゲ(Pogona vitticeps)である。ローソンとかではない。
6)あとさらに数世代は観察してみないとハッキリしたことは言えないが、ウィットブリッツは劣性遺伝のようだ。
7)今こんなに値段が高いのは希少価値によるもの。今年ハッチしたバブーは9匹だけ。
8)現時点でアメリカに売られたウィットブリッツはオス3匹だけ。3匹とも黄褐色。
9)今年さらに6匹売る予定。(別のサイトでは、なぜか7匹と言ってたりもする)
ジャックさんは「この6匹の内のほとんどがアメリカに売られて行くことだろう」って言ってるんだけど、これは単にジャックさんがアメリカのサイトを中心に宣伝してるのと、現時点での問い合わせ状況からの推測だと思う。でも彼は「世界中のどこへでも輸送します」と豪語してるので、南アフリカと日本間の生き物の輸出入に関する規制とか私はサッパリわかんないけど、興味あるブリーダーさんは日本からでも問い合わせてみてちょ!
あの銀色のヤツラを売ってたあのお店なんかはすでに問い合わせてるんじゃないかと私は思ってるんだけどね。ふふ・・・<普段、「どーせ日本語のブログだから読めないっしょ」とタカをククッてアメリカのお店やサイト、人々のことはビシバシ無断でネタにしてる私だけど、日本のお店のことになるとちょっとビビッちゃうな・・・
ジャックさんのサイトはこちら。
そろそろフトアゴ界にも犬のケネルクラブにあたる、モーフ/品種を管理する団体が必要だと思いマッスル!

最近、南アフリカの自称獣医でもあるブリーダー、ジャックさんって人がBeardedDragon.Orgをはじめ、いろんなフトアゴ関連のサイトに「新しいモーフが誕生!」って宣伝みたいな書き込みをしてるの。全く模様がないモーフで「ウィットブリッツ/Witblits」と名付けたらしい。由来は南アフリカ原産の白っぽい透明のお酒ですって。
とりあえず、写真見て下さい:

無断転載、ごめんちゃ。
キャッワイー!・・・のはフトアゴ・バブーなら当たり前だから置いといて、確かに模様がない。珍しいよね。みんなの反応も基本的には「おお、すげー!」みたいな感じなんだけど、なにしろジャックさんの付けた値段が4000ドル(約40万円)以上なので「いくら何でも高過ぎだろ!」って怒り出す人もいて、まあ、その他にもいろんなちょっとしたことで話がコジれ、BeardedDragon.Orgにしては珍しくスレが荒れたりもしたの。これ。サイト管理人が登場して「皆さん、落ち着いて!」って仲裁に入ったり。
私の疑問は、極端なハイポとかルーシスティック(*)とは違うんかいな?ってことなんだけど、早い話が、まあ、出所が違うらしいんですね。要するに、100%にしろHetにしろハイポの遺伝子を持ったヤツラを掛け合わせてたわけじゃないのに、新たに出て来たモーフらしい。
(*)ちなみに、遺伝学的な定義通りのルーシスティック、つまり白変種のフトアゴってのは実は存在しないというかまだ証明されていないそうで、市場にルーシスティックとして出回ってるフトアゴの99%も、厳密に言えば「Marketed Leucistic/商品名ルーシスティック(?)」と呼ぶべきらしい・・・って、これはまた全く別の話ですが。
というのは、ジャックさんによると、南アフリカのフトアゴ界ではハイポやルーシスティックを含め、黄色のイエロー何とかとか真っ赤の何とかブラッドとか、カッコイイ名前が付いてるようなヤツラは全然いなくて、ほとんどノーマルなんだって。それで、ノーマルの中でも薄い色のヤツラを数世代に渡って掛け合わせて来たら、偶然が重なってこの全く模様のないモーフが出て来た・・・だから、ウィットブリッツの元々の“両親”は見た目ノーマルなんだよ。ただし、それは見た目だけで、実はウィットブリッツ(というか、のちにウィットブリッツと名付けられる遺伝子)のHetだったってわけだけど。
ともかく、ウィットブリッツの家系図にはハイポもルーシスティックも入っていないの。ジャックさんいわく。
んー、なんかよくわかんないけどね。やっぱり「出所が違う」としか解釈できないよね?まあ、ハイポの亜種として売ることもできたけど、少なくとも数世代に渡って血筋が違うし、舞台は南アフリカだし、全く新しい名前を付けてみました、ってことかな?イタリアン・レザーバックとアメリカン・スムージーの違いみたいな??
以下、ジャックさんの説明を基に、ウィットブリッツについてまとめてみます:
1)ハッチした時は銀色っぽい灰色で、数日後、灰色のままのヤツラもいれば、白くなるヤツラもいる。なにしろ新しいモーフなのでまだ何とも言えないが、白いヤツラの方が需要があるようだ。
2)ハッチした瞬間から頭も体も模様ナシで、成長してもずっとそのまま。目の回りの縞々とか、肩の黒っぽいトコとかも全くナシ。(この「全く模様がない」ってのがウィットブリッツ最大の特徴みたい)
3)ないのは模様であって、色はある。黄褐色のヤツラとか。(でも今のところ薄めがほとんどみたい・・・今後、真っ赤だけど模様がないヤツラとか出て来るのかな?)
4)ルーシスティックよりも成長が遅く、最終的にルーシスティックほど大きくはならない。(ルーシスティックはやや大きめの傾向があると言われているから)
5)とは言っても、フツーのフトアゴヒゲトカゲ(Pogona vitticeps)である。ローソンとかではない。
6)あとさらに数世代は観察してみないとハッキリしたことは言えないが、ウィットブリッツは劣性遺伝のようだ。
7)今こんなに値段が高いのは希少価値によるもの。今年ハッチしたバブーは9匹だけ。
8)現時点でアメリカに売られたウィットブリッツはオス3匹だけ。3匹とも黄褐色。
9)今年さらに6匹売る予定。(別のサイトでは、なぜか7匹と言ってたりもする)
ジャックさんは「この6匹の内のほとんどがアメリカに売られて行くことだろう」って言ってるんだけど、これは単にジャックさんがアメリカのサイトを中心に宣伝してるのと、現時点での問い合わせ状況からの推測だと思う。でも彼は「世界中のどこへでも輸送します」と豪語してるので、南アフリカと日本間の生き物の輸出入に関する規制とか私はサッパリわかんないけど、興味あるブリーダーさんは日本からでも問い合わせてみてちょ!
あの銀色のヤツラを売ってたあのお店なんかはすでに問い合わせてるんじゃないかと私は思ってるんだけどね。ふふ・・・<普段、「どーせ日本語のブログだから読めないっしょ」とタカをククッてアメリカのお店やサイト、人々のことはビシバシ無断でネタにしてる私だけど、日本のお店のことになるとちょっとビビッちゃうな・・・
ジャックさんのサイトはこちら。
そろそろフトアゴ界にも犬のケネルクラブにあたる、モーフ/品種を管理する団体が必要だと思いマッスル!

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うーん
かけあわせが最低限の環境でされてるのならいいのですが。つい最近「ノーマルはゴミ」のようなひどい扱いのブリーダーを見たので複雑です。
それもあってか、トランスルーセントやシルクバックには興味無いんですよね。
鱗が無いってのも、可哀想に見えてしまって。
ショート(胴が足の付け根ひとつぶん短い)なんか、見てるだけで心配で心配で…
まぁ、まだ確率されてないからなんでしょうけど。
猫でいえばマンチカン、スフィンクスなんかがいますしね。(事実スフィンクスは好き)
実際に鱗無しフトアゴを触らせてもらったときに、ウレタンのような触り心地と鮮やかな体色、まっ黒なクリクリの目(ココが一番やばい)にしっかり惹かれましたww
それぞれ可愛いし魅力は感じます。
そのすべての子がしあわせであってほしいです。
それもあってか、トランスルーセントやシルクバックには興味無いんですよね。
鱗が無いってのも、可哀想に見えてしまって。
ショート(胴が足の付け根ひとつぶん短い)なんか、見てるだけで心配で心配で…
まぁ、まだ確率されてないからなんでしょうけど。
猫でいえばマンチカン、スフィンクスなんかがいますしね。(事実スフィンクスは好き)
実際に鱗無しフトアゴを触らせてもらったときに、ウレタンのような触り心地と鮮やかな体色、まっ黒なクリクリの目(ココが一番やばい)にしっかり惹かれましたww
それぞれ可愛いし魅力は感じます。
そのすべての子がしあわせであってほしいです。
管理人のみ閲覧できます
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タレ目さんへ
お返事遅くなってしまってごめんなさい。ホント、全てその通り!ですね。ムリな掛け合わせで身体の弱いコが生まれるのは可哀相です。「ノーマルはゴミ」なんてブリーダーはもう論外!!許せませんよね!
個人的にはノーマルのコもすんごいモーフのコもみんな大好きです。いろんなフトアゴちゃんの写真を見るのが楽しい・・・
世界中の全てのフトアゴが健康で幸せでありますように!!
個人的にはノーマルのコもすんごいモーフのコもみんな大好きです。いろんなフトアゴちゃんの写真を見るのが楽しい・・・
世界中の全てのフトアゴが健康で幸せでありますように!!