爬虫類イベントで新しいモルフを見たよ
ロサンゼルスで開催中の爬虫類イベントに行って来たよ。

いい加減、このポスターのデザイン、変えようぜ。
ロサンゼルスと言っても郊外だから結構遠いんだっちゅ!!私はロサンゼルスでもわりとド真ん中のダウンタウン近くに住んでるんだけど、ウチからイベント会場まで高速ぶっ飛ばして40分ちょっと・・・走行距離は片道35マイル(56キロ)。今調べてみたら、東京から鎌倉までが直線距離で片道42キロ、走行距離が60キロだからね。どんだけ運転しまくってるんだよ<ロサンゼルスの人。
土曜日&日曜日の2日間に渡る開催で、ご存知の通り、イベントは生体狙いなら初日の早い時間(つまり始まってすぐ)、セール品狙いなら最終日の遅い時間(つまり終わる直前)がグーだけど、私は特に狙ってるものもなく、ただ面白トカゲを見て回りたいだけなので、混雑も一段落ついた初日(土)の午後遅くに行きました。
面白トカゲ、いましたよー!!<面白モルフ。
前回、半年前の同じイベントでは、シルクバックの暴落振りにショックを受け、人間の業深さを反省して、じっと手を見た。そして今回のイベントでは、もはや、シルクバックってあんまり人気ないんじゃ・・・と思ってしまった。だって、ブースでの展示の仕方とか、レザーバックやトランスルーセントと同等の扱いだったよ。ま、目新しさがなくなったらこんなもんかね?バブル終了。じっと手を見る。
と言いつつ、初めてシルクバックを見た時の衝撃は、やっぱり凄かったよね!!なんじゃこりゃ?!って、誰が見てもすぐわかる珍しさ&面白さがあった。しばらく前、南アフリカ発祥のウィットブリッツなんてモルフも話題になったけど、んー、模様が全くないっていうのは、ややインパクトに欠けるというか何というか。案の定、あれから2年ほど経ったけど、あまりウワサを聞かない気がする。
・・・なんちゃって、面白モルフを探して歩いてるっぽい書き方だけど、実はあんまり興味ないんですの。今回のイベントでも、モルフなど大して気にせず、ただ片っ端からフトアゴバブーをたくさん見て、一斉に首を傾げて見上げる姿に、んもー、可愛くて可愛くて、悶絶してるだけでした。
ところが、あるブースで、ふと火がついた。なぜなら、ドラゴンズ・デンのケビン・ダン氏を独り占めという偶然のチャンスが訪れたから・・・!!
ドラゴンズ・デンというのは、アメリカ西海岸でも老舗のブリーダーさんで、サンバーストという鮮やかな黄色のモルフを作り出したところ。ケビンさんはそこの代表だから、フトアゴ界の大御所といっても過言ではないでしょう。この業界に入って18年だって<あ、大御所といえど18年程度なんだ、などという無礼なツッコミは要らない。だって、ペットとしての歴史がせいぜいココ20年ちょっとなんだからさ!
んで、アメリカの爬虫類愛好家といえば、ブリーダーさんも専門店の店員さんも飼い主も、丸坊主か長髪に、ヒゲ、タトゥー、そして見事なビール腹というのがお約束なんだけど、ケビンさんはお医者さんか大学教授にも見えるような、温厚でダンディーなオジサマって感じ<ポッ。
以前のイベントでも何度か見掛けたことあるけど、いつもお客さんに囲まれて忙しそうだったので、話したことはなかったの。でも、今回はちょうどお客さんが引いた瞬間で、ブースには私しかいない。まさに独占状態・・・!!
まず、二頭龍のバブーを見せてもらった。写真でなら見たことあるけど、ナマで見るのは初めて!!前足4本、後足2本だったと思う。ケビンさんいわく、今のところよく食べてるし、健康そうだって。まだ2ヶ月くらいのバブーで、超可愛かったよ。しかし、二頭龍は猛烈難しいらしいので、どうだろうね・・・ガンバレー!!
二頭龍についての過去の記事はこちら<これはまた別の個体だけどね。
次に、お待ちかね、ダナー/Dunnerという新しいモルフを見せてもらったよ。これはケビンさんのオリジナルで、ケビンさんのラストネーム「Dunn」から名づけられたんだって。
帰宅後、改めてネット検索したら、2011年に発表(?)されたばかりのモルフらしく、確かに新しい。また、サンドファイア・ドラゴン・ランチ(これまたドラゴンズ・デンの上を行く、老舗中の老舗)のオリジナルなんて記載も見掛けたけど、これは、ケビンさんがサンドファイア・ランチとも関係してるからだと思う。ケビンさんは、もともとサンドファイア・ランチのロバート・メルー氏(大御所も大御所、フトアゴ界のドン)とチームを組んでて、今も少なくとも肩書き上はサンドファイア・ランチのフトアゴ顧問とか何とか、そんな感じだから。とりあえず、このダナーというモルフがケビンさんのオリジナルで、ケビンさんのラストネームから名づけられたことは間違いない<なにしろ、ご本人から聞いたから。
では、ダナーの特徴をまとめまSHOW:
1)尻尾に縦方向のストライプが入る。普通、尻尾のストライプは「横線」というか、背骨に垂直ですよね?しかし、コイツラの尻尾のストライプは「縦線」で、背骨に平行なのです。これが一番わかりやすい特徴かも。
2)ヒゲや尻尾のツンツンの向きが逆。アゴのヒゲや、尻尾の太い部分の両脇に生えてるツンツン、普通は「後ろ」、尻尾の方向ですよね?でも、コイツラのツンツンは「前」、鼻の方を向いてるらしい・・・どーゆーこと??私的には、この特徴の方が尻尾のストライプよりも興味深いと思ったのだけど、ブースにはバブーしかいなかったため、残念ながら小さ過ぎてイマイチよく見えなかったの・・・アダルトを見てみたいね!!
3)そして、私が一番ブッタマゲた特徴だけど、お腹にできる () () () ←この模様、通称ストレスマークが、○○○←こんな感じで真ん丸なのです!!これはバブーでもハッキリ見えたよ。不思議ー!てゆーか、これもモルフの一部だったんだ・・・
4)このモルフは優性遺伝で、ダナーとノーマルを掛け合わせた場合、50%の確率でダナーが生まれる。
・・・以上、ケビンさんご本人に独占レクチャーしてもらった情報ですYO<ドキドキ。
どうでSHOW?パッと見た時の衝撃度はシルクバックに及ばないけど、よくよく見た時にジワジワ迫る面白さとしては、シルクバックに並ぶか、それ以上じゃないかと思いました。
カメラを持って行かなかったので、残念ながら写真はないのです・・・<猛烈すみません。
戦利品は、青いホーンワーム(通常は緑)と、サムライジャパンレプタイルズさんのフトアゴフード。まだあげてないので感想は書けないのだけど、使ってる人、いるかなー??サムレプさんの店長さんも、猛烈気さく&親切だった。日本とアメリカを行ったり来たりしてるんだってね。日本から取材にいらしてたHERP LIFE誌の編集長さんや、マイカイジュのケージを作ってくれたおっちゃん(<まさに丸坊主&ヒゲのステレオタイプ)にも会えたし、大満足のイベントでした!



いい加減、このポスターのデザイン、変えようぜ。
ロサンゼルスと言っても郊外だから結構遠いんだっちゅ!!私はロサンゼルスでもわりとド真ん中のダウンタウン近くに住んでるんだけど、ウチからイベント会場まで高速ぶっ飛ばして40分ちょっと・・・走行距離は片道35マイル(56キロ)。今調べてみたら、東京から鎌倉までが直線距離で片道42キロ、走行距離が60キロだからね。どんだけ運転しまくってるんだよ<ロサンゼルスの人。
土曜日&日曜日の2日間に渡る開催で、ご存知の通り、イベントは生体狙いなら初日の早い時間(つまり始まってすぐ)、セール品狙いなら最終日の遅い時間(つまり終わる直前)がグーだけど、私は特に狙ってるものもなく、ただ面白トカゲを見て回りたいだけなので、混雑も一段落ついた初日(土)の午後遅くに行きました。
面白トカゲ、いましたよー!!<面白モルフ。
前回、半年前の同じイベントでは、シルクバックの暴落振りにショックを受け、人間の業深さを反省して、じっと手を見た。そして今回のイベントでは、もはや、シルクバックってあんまり人気ないんじゃ・・・と思ってしまった。だって、ブースでの展示の仕方とか、レザーバックやトランスルーセントと同等の扱いだったよ。ま、目新しさがなくなったらこんなもんかね?バブル終了。じっと手を見る。
と言いつつ、初めてシルクバックを見た時の衝撃は、やっぱり凄かったよね!!なんじゃこりゃ?!って、誰が見てもすぐわかる珍しさ&面白さがあった。しばらく前、南アフリカ発祥のウィットブリッツなんてモルフも話題になったけど、んー、模様が全くないっていうのは、ややインパクトに欠けるというか何というか。案の定、あれから2年ほど経ったけど、あまりウワサを聞かない気がする。
・・・なんちゃって、面白モルフを探して歩いてるっぽい書き方だけど、実はあんまり興味ないんですの。今回のイベントでも、モルフなど大して気にせず、ただ片っ端からフトアゴバブーをたくさん見て、一斉に首を傾げて見上げる姿に、んもー、可愛くて可愛くて、悶絶してるだけでした。
ところが、あるブースで、ふと火がついた。なぜなら、ドラゴンズ・デンのケビン・ダン氏を独り占めという偶然のチャンスが訪れたから・・・!!
ドラゴンズ・デンというのは、アメリカ西海岸でも老舗のブリーダーさんで、サンバーストという鮮やかな黄色のモルフを作り出したところ。ケビンさんはそこの代表だから、フトアゴ界の大御所といっても過言ではないでしょう。この業界に入って18年だって<あ、大御所といえど18年程度なんだ、などという無礼なツッコミは要らない。だって、ペットとしての歴史がせいぜいココ20年ちょっとなんだからさ!
んで、アメリカの爬虫類愛好家といえば、ブリーダーさんも専門店の店員さんも飼い主も、丸坊主か長髪に、ヒゲ、タトゥー、そして見事なビール腹というのがお約束なんだけど、ケビンさんはお医者さんか大学教授にも見えるような、温厚でダンディーなオジサマって感じ<ポッ。
以前のイベントでも何度か見掛けたことあるけど、いつもお客さんに囲まれて忙しそうだったので、話したことはなかったの。でも、今回はちょうどお客さんが引いた瞬間で、ブースには私しかいない。まさに独占状態・・・!!
まず、二頭龍のバブーを見せてもらった。写真でなら見たことあるけど、ナマで見るのは初めて!!前足4本、後足2本だったと思う。ケビンさんいわく、今のところよく食べてるし、健康そうだって。まだ2ヶ月くらいのバブーで、超可愛かったよ。しかし、二頭龍は猛烈難しいらしいので、どうだろうね・・・ガンバレー!!
二頭龍についての過去の記事はこちら<これはまた別の個体だけどね。
次に、お待ちかね、ダナー/Dunnerという新しいモルフを見せてもらったよ。これはケビンさんのオリジナルで、ケビンさんのラストネーム「Dunn」から名づけられたんだって。
帰宅後、改めてネット検索したら、2011年に発表(?)されたばかりのモルフらしく、確かに新しい。また、サンドファイア・ドラゴン・ランチ(これまたドラゴンズ・デンの上を行く、老舗中の老舗)のオリジナルなんて記載も見掛けたけど、これは、ケビンさんがサンドファイア・ランチとも関係してるからだと思う。ケビンさんは、もともとサンドファイア・ランチのロバート・メルー氏(大御所も大御所、フトアゴ界のドン)とチームを組んでて、今も少なくとも肩書き上はサンドファイア・ランチのフトアゴ顧問とか何とか、そんな感じだから。とりあえず、このダナーというモルフがケビンさんのオリジナルで、ケビンさんのラストネームから名づけられたことは間違いない<なにしろ、ご本人から聞いたから。
では、ダナーの特徴をまとめまSHOW:
1)尻尾に縦方向のストライプが入る。普通、尻尾のストライプは「横線」というか、背骨に垂直ですよね?しかし、コイツラの尻尾のストライプは「縦線」で、背骨に平行なのです。これが一番わかりやすい特徴かも。
2)ヒゲや尻尾のツンツンの向きが逆。アゴのヒゲや、尻尾の太い部分の両脇に生えてるツンツン、普通は「後ろ」、尻尾の方向ですよね?でも、コイツラのツンツンは「前」、鼻の方を向いてるらしい・・・どーゆーこと??私的には、この特徴の方が尻尾のストライプよりも興味深いと思ったのだけど、ブースにはバブーしかいなかったため、残念ながら小さ過ぎてイマイチよく見えなかったの・・・アダルトを見てみたいね!!
3)そして、私が一番ブッタマゲた特徴だけど、お腹にできる () () () ←この模様、通称ストレスマークが、○○○←こんな感じで真ん丸なのです!!これはバブーでもハッキリ見えたよ。不思議ー!てゆーか、これもモルフの一部だったんだ・・・
4)このモルフは優性遺伝で、ダナーとノーマルを掛け合わせた場合、50%の確率でダナーが生まれる。
・・・以上、ケビンさんご本人に独占レクチャーしてもらった情報ですYO<ドキドキ。
どうでSHOW?パッと見た時の衝撃度はシルクバックに及ばないけど、よくよく見た時にジワジワ迫る面白さとしては、シルクバックに並ぶか、それ以上じゃないかと思いました。
カメラを持って行かなかったので、残念ながら写真はないのです・・・<猛烈すみません。
戦利品は、青いホーンワーム(通常は緑)と、サムライジャパンレプタイルズさんのフトアゴフード。まだあげてないので感想は書けないのだけど、使ってる人、いるかなー??サムレプさんの店長さんも、猛烈気さく&親切だった。日本とアメリカを行ったり来たりしてるんだってね。日本から取材にいらしてたHERP LIFE誌の編集長さんや、マイカイジュのケージを作ってくれたおっちゃん(<まさに丸坊主&ヒゲのステレオタイプ)にも会えたし、大満足のイベントでした!


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